日蘭交流400年記念事業
岡部企画プロデュース
「古渡り峠」
岡部耕大作・演出
服部桂吾・山崎丹後守、喜々津村の土佐衛門役
平成12年10月〜11月
神奈川県、長崎県、佐賀県・各市民文化会館 
東京・俳優座劇場


〜あらすじ〜
「島原の乱」からはじまり、長崎街道が一望できる「古渡り峠」を舞台にして寛延3年(1750)の「諌早一揆」を主軸に、長崎街道を往来した人と時代を描き、西海道が日本の歴史に果たした役割を再確認するものである。「諌早一揆」は、鍋島藩が「諌早領主茂行が佐賀藩主擁立騒動に関係した」として四千石の没収を命令したのがきっかけとなった騒動である。「殿様と藩を守れ」という前代未聞の百姓一揆。「諌早一揆」の勃発から鎮圧までを描き、「島原の乱」に始まった徳川幕府への抗議や謀反の「一揆」や「乱」はなんであったのかを解明しつつ、人間が人間らしく生きる素晴らしさを訴える痛快娯楽人間活劇。




「古渡り峠」上演日程
平成12年10月(横浜) 平成12年10〜11月(長崎県・佐賀県)
横浜トライシアタープレヴュー公演テアトルフォンテ 諌早文化会館
主催 島原文化会館
(財)横浜市文化振興財団/テアトルフォンテ 松浦文化会館
後援 大村市民会館
横浜市 平戸文化センター
神奈川新聞社 長崎チトセピアホール
TVKテレビ 伊万里市民会館
Rfラジオ 福江文化会館
Fm yokohama84.7
平成12年11月15日〜19日(東京)
俳優座劇場




共演者 スタッフ
役名
若杉春后 佐藤允 舞台美術 孫福剛久
早乙女 岡本舞(無名塾) 音楽 三塚幸彦
とく 白石奈緒美 照明 西尾憲一
六兵衛 服部博行(空間演技) 照明操作 寺園淳一
鍋島鉄竜 小澤俊明(空間演技) 音響 タチバナ音響
三村惣佐衛門 増山浩一(空間演技) 音響操作 増原健市
山田右衛門作 増山浩一(空間演技) 振付 坂東久三之助
塙青庵 岡部大吾 衣装 岩井香住美
伊倉勘十郎 松村曜生 殺陣 太賀武志
山崎和人 後東地嵩史 衣装協力 松竹衣装
本名村の善左衛門 水上武 大道具 夢工房
龍造寺家晴 水上武 小道具 高津映画装飾
西郷信尚 松本努樹 舞台監督 赤崎ひかる
天草四郎時貞 和田慎太郎 山本悟正
お常 岡夏海(空間演技) 企画制作 岡部企画





写真提供 岡部企画 
撮影 山本悟正

ステージでウォーミングアップ中。静まりかえったステージでごろんと寝ころんで、演劇の神様に来てくださったお客様が喜んで帰ってださいますようにとお祈りするのもこの時。

舞台裏写真(本文・服部コメント)

平戸の劇場の横がすぐ海でした。防波堤で何も考えずボ〜と海を眺めてました。気持ちよかった〜。

楽屋にて。塙青庵役の大吾と。
大吾はいつもこのようにキョロキョロして落ちつきません。朝全員貸し切りバスで移動するんですが、ある朝出発間際、大吾だけバスにいません。寝坊したらしくバスに物凄い形相でかけこんできた時は高速スピードでキョロキョロしてました(笑)

岡部先生の故郷・松浦にて。
西の果ての土地。赤錆びたレールの上を・・・。
岡部作品でよく使われるセリフですね。

岡部先生。
「写真は苦手なんだ!」と言いつつしっかり笑顔をつくってくださいます。

本番前の舞台裏にて早乙女役の舞さんと。
舞台を離れた時でも僕らの悪ふざけに一緒に付き合ってくださったり、本番前のステージで練習している時など客席で観ていてくださり稽古をつけてくださいました。役以外のいろんな面でも。ありがとうございます。しっかり僕の財産になりました。
舞台を離れた時のコードネームは舞さんはアイリーン、大吾がロンサム、後東地がピーウイ、僕がバッカス。いたずらばかりしてました。仕事を離れた時のアイリーンはお茶目でかわいい方です。

空間演技の20年選手の先輩方。左から六兵衛役の服部博行さん。三村惣左衛門、山田右衛門作役の増山浩一さん、鍋島鉄竜役の小澤俊明さん。服部さんはいつも楽屋前のお茶場にいてお菓子を食べています。服部さんどこにいた?と聞くとみんな十中八九お茶場で見たよと言います。もちろんこの時もです。増山さんは男気の固まりのような方ですね。カメラをむけると何故かいつもふざけた顔をします。一瞬のスキをついて撮った一枚。小澤俊明さんは演出の指示通り動かずどっしり才智ある鉄竜を創りあげていました。本番にむけて気持ちを作ってるとこでしょう。かっこいいですねぇ〜。

空間演技の先輩方

お常役のなっちゃんこと岡夏海。
空間演技の看板女優です。かわいいでしょ?舞台裏ではとにかく面倒見のいい子でみんなのお母さん的なとこもありました。僕はいたずらばかりするのでよく叱られてばかりいました。

左から) 水上武 服部桂吾 佐藤允 松村曜生

左) 水上武

右から) 岡本舞  服部博行 服部桂吾


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舞台写真