岡部企画プロデュース
「色悪」
岡部耕大作・演出
服部桂吾・津田淳、狐田、山崎某役

平成12年12月21日〜12月27日
六行会ホール



~あらすじ~
「悪を限りを尽くし三郎」と異名をとった男がいた。男は敗戦の年、昭和20年に九州の西の果てに生を受けた。父はわからない。酒乱の母は男が13歳の冬に病死した。世は「ミッチーブーム」で沸いた年である。15歳になった男は可愛がってくれた隣家の女子高生古賀陽子を騙し、刺し、貯金を奪って逃げた。男の流転の生活が始まった。男は容貌と知性に恵まれていた。「60年安保」の騒ぎを遠くに聞きながら男は夜霧の関門海峡を越えた。男は関西にいた。巧みな弁舌。男は女を翻弄した。男が翻弄する女は母にそっくりであった。古賀陽子にそっくりであった。男は嘘と偽りの経歴を重ねた。日本は「高度成長期」に沸き立っていた。多発する凶悪犯罪と事故。「東京オリンピック」「期待される人間」。男は「昭和元禄」の泰平ムードを満喫していた。そしてついに大犯罪へと手を染める。待っていたのは大どんでん返しであった。「悪を尽くし三郎」とは一人の男の異名ではない。




共演者 スタッフ
役名
筑紫三郎 高橋広司(文学座) 舞台美術 孫福剛久
古賀陽子 中村真知子(北区つかこうへい劇団) 音楽 三塚幸彦
黒柳房子 中村真知子(北区つかこうへい劇団) 照明 西尾憲一
権藤貴子 中村真知子(北区つかこうへい劇団) 音響 タチバナ音響
黒柳清輝 見上裕昭(北区つかこうへい劇団) 振付 古賀豊
筑紫美知子 花山らら(劇団40CARAT) 舞台監督 赤崎ひかる
お鹿婆さん 花山らら(劇団40CARAT) 演出助手 小林洋貴
古川某 小池雄介 舞台監督助手 仙頭美峯
権藤末吉 小池雄介 舞台監督助手 福澤香江
下条八重子 城マリ 制作協力 溝上教彦
藤枝久江 城マリ 企画制作 岡部企画
北御門麗子 茅根直美
小林名保子 茅根直美


写真提供 岡部企画 
撮影 山本悟正

右)城マリ
右) 高橋広司(文学座)
左) 高橋広司(文学座)

舞台写真

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